揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
あなたと共に生きていきたい-side由佳-
chapter32
本当なら、土曜日に会った時にはっきりと言うつもりだった。
「恋人のフリなんてしないで」って。
だけど、大翔君に言おうとした瞬間にあの人達が現れたから……。
まどかさんと、篠原さん。
記憶の無い彼女は、本当に嬉しそうに大翔君のそばに寄り添っていて。
彼の隣にいるのが自分じゃないんだって事がすごく悔しかった。
でも、雅志君に私を彼女だって紹介してくれたから。
信じて、もう少し我慢した方がいいのかな?
そう、自分に言い聞かせていた時だった。
彼からメールが届いたのは。
≪話があるから、悪いけど月曜の5時に家に来て。あと、明日は篠原さんと会うから。ごめん≫
以前に送られたような、用件だけの素っ気ないメール。
まどかさんや篠原さんの目を気にしての事かもしれないけど、すごく寂しくなってきた。
一緒にいられないなら。
電話もできないなら。
せめてメールぐらいは、いつもの大翔君でいて欲しかった。
別に、いつも凄く甘い言葉を送って来るわけじゃないけど。
もっと優しさが感じられるから。
こんなメールじゃ悲しいよ……。
「恋人のフリなんてしないで」って。
だけど、大翔君に言おうとした瞬間にあの人達が現れたから……。
まどかさんと、篠原さん。
記憶の無い彼女は、本当に嬉しそうに大翔君のそばに寄り添っていて。
彼の隣にいるのが自分じゃないんだって事がすごく悔しかった。
でも、雅志君に私を彼女だって紹介してくれたから。
信じて、もう少し我慢した方がいいのかな?
そう、自分に言い聞かせていた時だった。
彼からメールが届いたのは。
≪話があるから、悪いけど月曜の5時に家に来て。あと、明日は篠原さんと会うから。ごめん≫
以前に送られたような、用件だけの素っ気ないメール。
まどかさんや篠原さんの目を気にしての事かもしれないけど、すごく寂しくなってきた。
一緒にいられないなら。
電話もできないなら。
せめてメールぐらいは、いつもの大翔君でいて欲しかった。
別に、いつも凄く甘い言葉を送って来るわけじゃないけど。
もっと優しさが感じられるから。
こんなメールじゃ悲しいよ……。