揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
「この時間に来るなんて、ホント鬼だなお前は」
順番が来て沙希と進むと、純平君は呆れた口調で沙希に向かってそう言った。
でも、そう言ってる顔はやっぱり優しげで。
彼が沙希の事を本当に大事に思ってくれてるんだっていうのが、傍から見てもよく分かった。
「鬼じゃないわよ、お客様よ。ほらっ、文句言ってないで早く働きなさいよ」
「お客様は由佳ちゃんだけだろ?お前はサボりのくせに」
レジカウンターを挟んで2人がそんな風に言い合い始めて。
周りのお客さん達は、何事かとこっちを見ている。
「さ、沙希っ」
私が止めようと思ったら、
「こらっ、夫婦喧嘩してないでちゃんと働きなさいっ」
そう奥から声がして、見ると店長さんがコツンと純平君の頭を小突いていた。
一週間ぶりに来たけど、このメンバーの中で働いたのがつい最近の様に思えて来る。
「せっかくの休みなんだから、ゆっくりしてってね」
そう声を掛けてくれた店長さんは、笑顔と共に奥へと入って行ってしまい。
私達はとりあえず純平君に注文をして、お金を払った。
商品を受け取ると、上手い具合に2人掛けの席が空いて。
私達はちゃっかりとそこへ腰を下ろした。
順番が来て沙希と進むと、純平君は呆れた口調で沙希に向かってそう言った。
でも、そう言ってる顔はやっぱり優しげで。
彼が沙希の事を本当に大事に思ってくれてるんだっていうのが、傍から見てもよく分かった。
「鬼じゃないわよ、お客様よ。ほらっ、文句言ってないで早く働きなさいよ」
「お客様は由佳ちゃんだけだろ?お前はサボりのくせに」
レジカウンターを挟んで2人がそんな風に言い合い始めて。
周りのお客さん達は、何事かとこっちを見ている。
「さ、沙希っ」
私が止めようと思ったら、
「こらっ、夫婦喧嘩してないでちゃんと働きなさいっ」
そう奥から声がして、見ると店長さんがコツンと純平君の頭を小突いていた。
一週間ぶりに来たけど、このメンバーの中で働いたのがつい最近の様に思えて来る。
「せっかくの休みなんだから、ゆっくりしてってね」
そう声を掛けてくれた店長さんは、笑顔と共に奥へと入って行ってしまい。
私達はとりあえず純平君に注文をして、お金を払った。
商品を受け取ると、上手い具合に2人掛けの席が空いて。
私達はちゃっかりとそこへ腰を下ろした。