揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
「さてと、じゃあ結果報告してもらおうかな?」
ストローに軽く口を付けると、沙希はこの上ないほどの笑顔を浮かべてそう尋ねて来た。
そのあまりの笑みに気後れしつつ、私もストローに口を付ける。
沙希と諒斗にマックで話をしたのが、木曜日。
金曜に大翔君と会う事は話してたものの、結果報告はしていない。
「話すと長くなるんだけどね……」
とりあえず、金曜に大翔君と駅で待ち合わせた事から話し始め。
諒斗や真吾と会った事。
まどかさんとの事を説明してもらった事。
そして彼と篠原さんの事を話し、昨日の事も告げた。
その間、沙希は相槌は打ってくれたものの。
決して話を遮るような事はしなかった。
「……ホント波乱万丈って感じだね、あんた達」
私の報告を聞き終えた後の第一声が、それだった。
ストローでマキアートをぐるぐるさせながら、呆れたような感心したような口調で呟いている。
「とりあえず、明日彼の家に呼ばれてるから。その時に、もう一度きちんと気持ちを伝えようとは思ってるんだ」
「由佳は優しすぎるからさ、もっと恋に貪欲になってもいいと思うよ?彼氏にきちんと気持ち伝えて、分かってもらうのが一番だよ」
「そう…だよね。うん、ちゃんと気持ち伝えてみる」
沙希は、いつもこうやって私の背中をポンッと押してくれる。
躊躇ってばかりの私をいつも前に進ませてくれるんだ。
ストローに軽く口を付けると、沙希はこの上ないほどの笑顔を浮かべてそう尋ねて来た。
そのあまりの笑みに気後れしつつ、私もストローに口を付ける。
沙希と諒斗にマックで話をしたのが、木曜日。
金曜に大翔君と会う事は話してたものの、結果報告はしていない。
「話すと長くなるんだけどね……」
とりあえず、金曜に大翔君と駅で待ち合わせた事から話し始め。
諒斗や真吾と会った事。
まどかさんとの事を説明してもらった事。
そして彼と篠原さんの事を話し、昨日の事も告げた。
その間、沙希は相槌は打ってくれたものの。
決して話を遮るような事はしなかった。
「……ホント波乱万丈って感じだね、あんた達」
私の報告を聞き終えた後の第一声が、それだった。
ストローでマキアートをぐるぐるさせながら、呆れたような感心したような口調で呟いている。
「とりあえず、明日彼の家に呼ばれてるから。その時に、もう一度きちんと気持ちを伝えようとは思ってるんだ」
「由佳は優しすぎるからさ、もっと恋に貪欲になってもいいと思うよ?彼氏にきちんと気持ち伝えて、分かってもらうのが一番だよ」
「そう…だよね。うん、ちゃんと気持ち伝えてみる」
沙希は、いつもこうやって私の背中をポンッと押してくれる。
躊躇ってばかりの私をいつも前に進ませてくれるんだ。