揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
chapter36
大翔君が真吾を呼んだ……?
私と別れる為に?
突然の真吾の訪問に戸惑っているうちに、玄関のチャイムが鳴った。
チラッと私を一瞥すると、大翔君は玄関に向かってしまい。
私はただ、その背中を見送る事しかできなかった。
このまま真吾と帰ったら、私はもう二度と大翔君と会えなくなってしまうんじゃないだろうか?
そんな気がして、しょうがない。
「悪いけど、お邪魔しますっ」
そんな声が聞こえてきて。
入口の方を見ると、制服のままの真吾の姿が見えた。
だけどそこにあったのは、真吾と大翔君の姿だけじゃない。
何故だか弘登先輩の姿まであったんだ。
「先輩……?」
思わずそう口にすると、その言葉に大翔君が反応した。
私が弘登先輩の事を知ってるのが不思議らしく、じっとこっちを見ている。
「由佳さんったら、モテモテじゃない。こんな素敵な人達が迎えに来てくれるなんて」
嫌味っぽく言うまどかさんに、真吾達も視線を向けた。
真吾は大翔君とまどかさんの関係を知ってるから。
実際にこの母子を前にして、どう…思ってるんだろう?
ふと、そんな事を考えた時だった。
「あんたは、これで満足なわけ?」
いつになく真顔の先輩が、きつい口調でまどかさんにそう尋ねた。
私と別れる為に?
突然の真吾の訪問に戸惑っているうちに、玄関のチャイムが鳴った。
チラッと私を一瞥すると、大翔君は玄関に向かってしまい。
私はただ、その背中を見送る事しかできなかった。
このまま真吾と帰ったら、私はもう二度と大翔君と会えなくなってしまうんじゃないだろうか?
そんな気がして、しょうがない。
「悪いけど、お邪魔しますっ」
そんな声が聞こえてきて。
入口の方を見ると、制服のままの真吾の姿が見えた。
だけどそこにあったのは、真吾と大翔君の姿だけじゃない。
何故だか弘登先輩の姿まであったんだ。
「先輩……?」
思わずそう口にすると、その言葉に大翔君が反応した。
私が弘登先輩の事を知ってるのが不思議らしく、じっとこっちを見ている。
「由佳さんったら、モテモテじゃない。こんな素敵な人達が迎えに来てくれるなんて」
嫌味っぽく言うまどかさんに、真吾達も視線を向けた。
真吾は大翔君とまどかさんの関係を知ってるから。
実際にこの母子を前にして、どう…思ってるんだろう?
ふと、そんな事を考えた時だった。
「あんたは、これで満足なわけ?」
いつになく真顔の先輩が、きつい口調でまどかさんにそう尋ねた。