揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
「今日は予定あるの?」


朝から二度果てた後。

ベッドに横たわったまま、彼女がそう尋ねてきた。


由佳とのデートは、念の為に昨日断っておいた。

うまい言い訳が見つからなくて、用件だけのそっけないメールになってしまったけど。


返信がないところをみると。

もしかしたら、怒らせてしまったのかもしれない。


「別に、ないよ」


昨日の今日だから。

これで出かけたとしたら、間違いなくまどかさんは由佳との事を疑うだろうし。


メールにしても、電話にしても。

しばらくは、しない方がいいだろう。


「じゃあ、今日は私とデートしてね。どこに行こうかなぁ」


少し汗ばんだ俺の髪に触れながら、彼女は楽しそうに笑っていた。


育ちの良さを内面から出しつつ、妖艶な笑みと身体で男を虜にしていく彼女。

由佳とは全然タイプが違う、大人の女。


俺なんかを相手にする、まどかさんの気が知れない。
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