冬うらら 1.5
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「あのね…これ……」
差し出されたので、反射的にカイトは受け取ってしまった。
見覚えのあるものだった。
こ。
ん。
い。
こんい…… ―― 婚姻届ーーっっ???
まさしく、昨日提出したばかりの用紙だ。
中に書いてある文字も、全部見覚えがあった。
何故、こんなものが、いまここにあるのか。
何故、メイが持っているのか。
何故????
メイが、どうしたらいいのか分からない戸惑ったままの唇で言った。
「あ、あの…それ……記入不備で…受理されてなかったの」
カッチン!
カイトの時が。
凍った。
「あのね…これ……」
差し出されたので、反射的にカイトは受け取ってしまった。
見覚えのあるものだった。
こ。
ん。
い。
こんい…… ―― 婚姻届ーーっっ???
まさしく、昨日提出したばかりの用紙だ。
中に書いてある文字も、全部見覚えがあった。
何故、こんなものが、いまここにあるのか。
何故、メイが持っているのか。
何故????
メイが、どうしたらいいのか分からない戸惑ったままの唇で言った。
「あ、あの…それ……記入不備で…受理されてなかったの」
カッチン!
カイトの時が。
凍った。