白ウサギの宿命





それは、とても顔立ちが整った男の人だった。





殺すのは勿体無いけど……


ま、いっか。





私は手に気をこめ、波を出す準備をする。







「打て、“魔神”」




技が放たれる。



波は男に向かう。








「……は!?」




男は反応し、咄嗟によけた。




あーあ、失敗……。





人間も中々やるじゃん。







「……いきなり何すんだよ」





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