愛かわらずな毎日が。

「あぁ、そう」と。

どうでもいいわ、なんて顔をする間宮さんからフイッと視線を外したとき。


「相変わらず仲がいいね」


すぐ後ろで響いたその声に、

「………っ、」
「わ、……っ」

間宮さんとふたりして声を上げてしまった。


「福元さん……っ」
「福元部長、」

くるりと振り向くとそこには、やわらかな表情をした福元部長が立っていた。


「もーっ。驚かさないでくださいよ」

私がそう言ってるすぐ横で、

「持つよ」

福元部長が間宮さんの抱えていたダンボール箱に手を伸ばした。


「えっ、……いっ、いいですよ、そんなっ」


「会議室まででしょ?」


「……そう、ですけど」


「ついでだし」


「でも、」


あらあら、間宮さん。

自分だって完全にキャラ崩壊してるじゃないですか。

さっき私に、「アンタが持つべきでしょ」ってなこと、言ってませんでしたっけ?


まぁ、わからなくもないけど。


……っていうか。


「どうでもいいけど。私の前でイチャつかないでもらえます?」

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