愛かわらずな毎日が。
『過去を欲しがるんじゃなくて。……いまを。これからのことを。
私が大切にしなくちゃいけないのは……、
これからのこと。
福元さんとの未来を。私は、
誰にも譲りたくない……です』
自分の気持ちに正直だった。
自分の願いを言葉にして伝えた。
そうしたら。
ほんとだ。
私、プロポーズしてたみたい。
真っ赤な目で福元さんを見つめれば、
「俺も同じ。」
真っ直ぐな目で私を見つめてくれる。
「愛のこと。これからのことも。
大切にしたい。誰かに譲るつもりもない。
だから、」
「…………、」
「俺と結婚して」
……あぁ、夢みたい。
「返事は、」
「……もっ、……もちろんっ!
こんな、わ……、えっと……。ふっ…、不束者ですが、よろしくお願いしますっ!」