アイドルに恋をした。【雑記帳兼ねる】

小さい頃たくさん受けたオーディションとは、全く雰囲気が違ってる。

コンサート会場に来たみたいな雰囲気だ。

オーディション開始時刻になると、小さなステージに司会の女の人があらわれた。

「ミズキ恋人役オーディションへようこそ！今日集まっていただいた皆さんは、全員スタッフと面接していただきます。それでは、ミズキ君からのメッセージをどうぞ！」
スクリーンに映し出されたミズキ君の映像に、女の子たちから一斉に歓声が上がった。

「皆さんこんにちは。ミズキです。
僕の恋人役オーディションへ集まってくれて、本当にありがとう。
僕の恋人が誰になるのか、楽しみにしています。
それでは皆さん頑張ってくださいね！

ミズキでした～。
バイバーイ！」

にこやかに手を振るミズキ君の映像に、手をふりかえす女子高生一同。

「ねぇ史穂！ この映像見られただけでもここに来て良かったと思わない！？」
真奈美も大興奮だ。