アイドルに恋をした。【雑記帳兼ねる】
やっと授業が終わった。
いつものように真奈美と学校をでる。

真奈美の話に相づちを打つんだけど、気になるのは携帯電話。

まだ電源は戻してない。

「史穂ー頭でも痛いの?なんか静かだねー?」

「え?大丈夫だよー」

「そう?ならいいけど」

バイトに行く真奈美と駅で別れて、やっと1人になった。

ホームの端で携帯電話の電源を入れる。

留守電預かりの番号に電話をつないで耳にあてた。

『…ミズキです。』

声が聞こえた瞬間、ドキンと胸が高鳴った。

『史穂は授業中?
オレはこれから映画の打ち合わせ。
…また電話するから。
夜10時ぐらいかな。
番号登録しといて。
それじゃあ』

…やっぱりミズキ君だった。


メールアドレスだけじゃなく、電話番号まで教えてもらっちゃったよ…。
っていうか、こんな簡単に一般の女の子に電話してもいいものなの?

アイドルとして自覚がなさすぎだよミズキ君…。
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