アイドルに恋をした。【雑記帳兼ねる】
「でもいいなあ、史穂は。テレビ局におじさん勤めてるんでしょ?
いつでもミズキ君に会えるじゃない」


私のお母さんのお兄さんは、プロデューサーなる仕事をしている。

小さいころは、よくテレビ局につれてきてもらった。

子供向け番組にもちょっとだけ出たこともある。



子役としてドラマに出ないか、なんて誘われて何度か出たことこともあったけれど、私はまったく興味がなくって結局テレビに出たのはそれきりだ。

他の子役の子達と遊ぶのはホント楽しかったんっだけどね。
小学1年生のとき、映画に一緒に出た子とはすごく仲良くなって撮影の間の一ヶ月、一緒にいろんなことしたっけ。
でも、せっかく会えた仲良しの子とは、連絡先を交換することもなくそれっきりだ。


今もバラエティ番組の観覧とかは、たまーにお願いして入れてもらうけど。


「私、大きくなってからあんまりテレビ局行ったことないよ?
それにおじさん最近偉くなっちゃって、デスクワークばっかりだって」

< 6 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop