五人一首
それからは、最悪だったー…
ドンドンと事態は悪化するばかり。
言うなれば…
人はある程度周りの環境に合わせて生きるもの。
だから流行りのものを身につけたりする。
それはきっと、人間関係も同じなのだろう。
あれから今まで茶化しあったりしていた男子も私を苛め始めた。
理由なんてない。
ただ、「みんなが猫田 純を苛めていたから」周りの変化に応じただけ。
罵倒され…
見下すような目で睨まれた。
みんなの日常の不満やストレスが全て自分に向けられている。
いつしかそれが私の『日常』となった。