五人一首



教室の近くまで来ると
中から小さな話し声が聞こえた…




(あれ?誰だろ?私と一緒で忘れ物を取りに来たのかな?)


なんて思いながら教室に入ろうとした…







がー…



『純ってなんか男子に
媚び売ってない?』



『あー。分かる。
ヘラヘラしちゃってさ‥ムカつくよね‥』



『”色目“ってやつ?
使ってるじゃん?』





教室のから聞こえる会話。



聞き覚えのある声…



いつも私と遊んでる娘逹だ…



いつもより少し低い声音。


信じられなかった…






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