双子+私
第1章-いつもと違う感じ-
「ん―――――っっ!!気持ちい――っっ!!」
あぁ、なんて今日もすがすがしい朝。
こんな日は1人でゆっくり登校するにかぎるね。
「おっはよ――花音!!」
「おっはよ――花音!!」
―――――――・・・でた。
・・・・
私はコイツラの存在がいなければ
ずーと、ゆっくりすごせるのに、などそんなコトばっかり考えていた。
「んだょ――。オレらがいなければゆっくり登校できるとでも思ってんの?」
・・・そうだよ。そーですよ。アンタらさえいなければ、私の学園生活はバラ色ですよ。
――――――・・・そう。コイツらがいなければ、バラ色な学園生活をおくってたはず!!
「…そんなコト、ないよ?」
私は場を弁えて言った。