雛菊の花
この気持は何なんだ。


彼女は苦しそうな顔をしてすわったままだった。


僕は五時間目が終わり、彼女が教室に帰ろうと立ち上がるまで、彼女の横顔を眺めていた。

彼女の表情は一瞬も変わらなかった。



彼女の表情…
どことなく僕と似ている。
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