本当の君を教えてよ。

「愛美ッ!」
「け…啓くん…ハアハア…」

やば…
猛ダッシュしたから息が…

「大丈夫?」
「う…ンッ!ハアハア…」

あ~~
恥ずかしい…

「じゃあ、ゆっくり歩こ?」
「うん…///」

優しいな…
啓くん

好き。大好き。
だけど、相手は学校でめっちゃモテてる人だよ?
無理に決まってるじゃん!


「? 愛美、どうしたの?」
「あっ、いやっ、なんでもないよ!
 それより剣道楽しみ~♪」
「ああ、幼稚園の頃からやってるんだ。」
「私も幼稚園のころからだよ!」
「同じくらいかぁ~
 ついたら勝負しよーぜ!」
「うん!」

そんな話をしている間に着いた。

「こんにちはー」
「あ、こんにちわ!
 今日は1日一緒に練習させていただきます!
 早川愛美と言います!」
「はい、よろしくね。
 私は師範の南杏子って言います。
 愛美ちゃん、剣道の経験は?」
「あ、2年間やっていました。」
「そう、よろしくね。」
「はい!」

うは~~~!
啓くんも居るし!
楽しみ♪

-稽古開始の時間になった-

「気をつけ!正面に、礼!」
「おねがいしまーす!」

「準備体操ー!
 1234!」
「5678!」
「2234!」
「5678!」

「面付け!」
「はいっ!」

うわ~♪
楽しみ~~~♪

「はい、みんなペア作って~」
「愛美、俺と組もう。」
「え~
 啓ー!私と組もうよー!」
「えっ、私と!」

やっぱ啓くんモテルんだあー…

「みんな!ゴメンな。
 今日は愛美と組むって決めてるんだよ!」

「!」

「はい!そこ!集中しなさい!」

プッ…
くすくす…

「構えてー!
 きりかえし!」
「はい!」
「はじめ!」
「ヤ――――!
メーン!メーーーーン!」

フッ…
ハァ…
楽しー!♪
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