本当の君を教えてよ。


「愛美!」
「あ・・・啓く・・・ん・・・」
「どうしたの?ふらふらしてるよ?」
「あ、いや・・・なんでもないよっ!
 あはは~・・・
 あ、今日はもう帰るね!
 今日はありがと!」
「愛美?」

私は走って家まで帰った…
コワイ・・・
あの人たち…
啓くんのファン?

なら、もう、啓くんにはかかわらない。
だって、好きかどうかもハッキリしない私が啓くんと話したら
啓くんのことを好きな子がかわいそうだもん・・・ね・・・

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