<ボカロ小説> [七色の音] シーズン1 第一巻
旅立ち
人の会話が飛び交う。
四人の女の子が笑顔で話していたり、不安そうな顔をした小さな少女の肩を叩く姉もいる。
両親に見送られ泣き出す中学生くらいの少女。
うるうるとした目をしている妹に別れを告げる兄。
そう。ここはミュージック界へ向かう空港。
私には見送りがいない。
幼い頃に両親を亡くし、一週間前に姉も交通事故で亡くなった。
一週間だけセンターに預けられてここにこれた。
両親も姉も私がボーカロイドになる夢をすごく応援してくれてた。
だからきっとどこかで見てくれてる…はず。
涙を拭いぎこちない歩幅で飛行機の搭乗口にむかう。
四人の女の子が笑顔で話していたり、不安そうな顔をした小さな少女の肩を叩く姉もいる。
両親に見送られ泣き出す中学生くらいの少女。
うるうるとした目をしている妹に別れを告げる兄。
そう。ここはミュージック界へ向かう空港。
私には見送りがいない。
幼い頃に両親を亡くし、一週間前に姉も交通事故で亡くなった。
一週間だけセンターに預けられてここにこれた。
両親も姉も私がボーカロイドになる夢をすごく応援してくれてた。
だからきっとどこかで見てくれてる…はず。
涙を拭いぎこちない歩幅で飛行機の搭乗口にむかう。