ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
◆ 口説く上司
今日も一日がはじまり、わたしの日常も起動する。
だんだんと社員が出社してきた社内は慌ただしくなり、電話も次から次へとかかってくる。
「おはようございます。コーヒーどうぞ」
「ありがとう」
これがわたしの毎朝のお仕事。
そう、朝のお茶出し。
もうすぐ25歳のわたし、谷本夏帆莉(たにもとかほり)は入社して丸4年だけど、こうしていまだにこのお仕事が毎朝の日課。
「あ、谷本さん」
「はい? なんでしょうか?」
「明日から紅茶にしてくれないかな?」
え? 紅茶?
つい今しがたコーヒーをお出しした世良(せら)課長がにっこりとほほ笑むので。
「わかりました。お砂糖はなしでいいですよね」
だんだんと社員が出社してきた社内は慌ただしくなり、電話も次から次へとかかってくる。
「おはようございます。コーヒーどうぞ」
「ありがとう」
これがわたしの毎朝のお仕事。
そう、朝のお茶出し。
もうすぐ25歳のわたし、谷本夏帆莉(たにもとかほり)は入社して丸4年だけど、こうしていまだにこのお仕事が毎朝の日課。
「あ、谷本さん」
「はい? なんでしょうか?」
「明日から紅茶にしてくれないかな?」
え? 紅茶?
つい今しがたコーヒーをお出しした世良(せら)課長がにっこりとほほ笑むので。
「わかりました。お砂糖はなしでいいですよね」
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