ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
そして……
別な日にお母さんのお使いでヒロくんの様子を見に来たときに、ヒロくんのスーツにこっそりとつけたらしい…――
あくまでもヒロくんの推察だけど。
「梨乃ちゃんがわざわざそんなことするかなあ?」
「でも、それしか考えられないんだよなあ」
「でもなんで今日着ているスーツだけに?」
「梨乃が来たとき、クリーニング屋から持ち帰ったスーツをそのままソファに置いておいたからだと思うけど」
「百歩譲ってそうだとして。どうしてヒロくんはその香りに気づかないのよ?」
「今日はやけにいい匂いするなとは思ってたんだけど。てっきりクリーニングのせいかと思ってた」
「そんなわけないじゃない」
「だよな。でも俺も初めて使ったクリーニング屋だったし。それにトワレなんて使っていなかったから、それしか思いつかなかったんだよ」
フレグランスに疎すぎるヒロくんならではといえばそうなのだけれども。
これについては梨乃ちゃんにしかわからないことなんだよね。
別な日にお母さんのお使いでヒロくんの様子を見に来たときに、ヒロくんのスーツにこっそりとつけたらしい…――
あくまでもヒロくんの推察だけど。
「梨乃ちゃんがわざわざそんなことするかなあ?」
「でも、それしか考えられないんだよなあ」
「でもなんで今日着ているスーツだけに?」
「梨乃が来たとき、クリーニング屋から持ち帰ったスーツをそのままソファに置いておいたからだと思うけど」
「百歩譲ってそうだとして。どうしてヒロくんはその香りに気づかないのよ?」
「今日はやけにいい匂いするなとは思ってたんだけど。てっきりクリーニングのせいかと思ってた」
「そんなわけないじゃない」
「だよな。でも俺も初めて使ったクリーニング屋だったし。それにトワレなんて使っていなかったから、それしか思いつかなかったんだよ」
フレグランスに疎すぎるヒロくんならではといえばそうなのだけれども。
これについては梨乃ちゃんにしかわからないことなんだよね。