ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
◆ 嫉妬の夜に甘い雨
そういえばと、ソファに座りながらヒロくんが呟いた。
「ん?」
「朝のコーヒーなんだけど」
「ブラックになったこと?」
「あれさ、やっぱミルク入れて」
「なんで?」
「あれはただの気まぐれ……じゃないな。給湯室でカホが世良課長の誘いにのってたから、ムカついて、つい……」
「うそ? 聞いてたの?」
それを聞いて当然、笑わないわけにはいかないわけで。
おかしくて涙を滲ませながら笑わせてもらいました。
「笑いすぎじゃねえ?」
「だって。ふっ……」
「だいたいカホがあのとき、目を逸らすからだよ。だから追いかけたんだ」
「そんなあ……それであんな場面に遭遇しちゃったんだあ」
「それにしても随分と簡単に応じていたよな。まあ、どっちにしても手を握り合う関係だったみたいだけど」
不貞腐れるヒロくんは、当たり前だけどわたしと世良課長の関係が相当気になるらしく。
ネチネチと訊いてくるので、仕方なく、あの日を含めて2回お食事に行き、2回目の食事のあとに手をつながれたとありのままを話した。
「ん?」
「朝のコーヒーなんだけど」
「ブラックになったこと?」
「あれさ、やっぱミルク入れて」
「なんで?」
「あれはただの気まぐれ……じゃないな。給湯室でカホが世良課長の誘いにのってたから、ムカついて、つい……」
「うそ? 聞いてたの?」
それを聞いて当然、笑わないわけにはいかないわけで。
おかしくて涙を滲ませながら笑わせてもらいました。
「笑いすぎじゃねえ?」
「だって。ふっ……」
「だいたいカホがあのとき、目を逸らすからだよ。だから追いかけたんだ」
「そんなあ……それであんな場面に遭遇しちゃったんだあ」
「それにしても随分と簡単に応じていたよな。まあ、どっちにしても手を握り合う関係だったみたいだけど」
不貞腐れるヒロくんは、当たり前だけどわたしと世良課長の関係が相当気になるらしく。
ネチネチと訊いてくるので、仕方なく、あの日を含めて2回お食事に行き、2回目の食事のあとに手をつながれたとありのままを話した。