ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「俺もずっと忘れられなかったんだ。距離さえ離れていなければって何度も思った。でも今は違う。できる限り、そばにいられるし、会社でだって会える。この部屋を借りたのだって一番はそのためなんだよ」
「わたしのため?」
「来たいときに来ればいいし、泊まりたいときに泊まればいい」
「どうして……そこまで想ってくれるの?」
触れられた指先からは微熱とともにヒロくんの内に秘めていた愛情があふれだしている。
触れられている部分から溶けてしまいそうだよ。
想いを受け止めながら支えきれない怖さも生じ、思わず目の前のワイシャツをぎゅっとつかむ。
わたしだけじゃなかった、一緒だった。
そのことを改めて聞くことができ、ひとりぼっちだったこの2年半が一気に光を帯びて輝きはじめる。
「わからない。なぜだろう?」
「わたしもだよ。わからない。どうしてヒロくんじゃなきゃだめなんだろうって何度も考えたけど結局、わからなかった」
「病気だな、俺たち」
お互いに理由もわからず依存し合う病気。
幾度となく問いかけてきた疑問。それは昇華されないままに、本来の場所に舞い戻った。
「わたしのため?」
「来たいときに来ればいいし、泊まりたいときに泊まればいい」
「どうして……そこまで想ってくれるの?」
触れられた指先からは微熱とともにヒロくんの内に秘めていた愛情があふれだしている。
触れられている部分から溶けてしまいそうだよ。
想いを受け止めながら支えきれない怖さも生じ、思わず目の前のワイシャツをぎゅっとつかむ。
わたしだけじゃなかった、一緒だった。
そのことを改めて聞くことができ、ひとりぼっちだったこの2年半が一気に光を帯びて輝きはじめる。
「わからない。なぜだろう?」
「わたしもだよ。わからない。どうしてヒロくんじゃなきゃだめなんだろうって何度も考えたけど結局、わからなかった」
「病気だな、俺たち」
お互いに理由もわからず依存し合う病気。
幾度となく問いかけてきた疑問。それは昇華されないままに、本来の場所に舞い戻った。