ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
◆ 遠ざかる淡い光
週末の土曜日。
約束通りヒロくんのマンションに泊まりに来ていた。
昼間、二人でスーパーに行き食材を買い込んだ。
午後はヒロくんが録画していたドラマを3話分まとめて観る。
夕方は一緒にお料理もした。
二人で夕ご飯を食べて後片付けも一緒にやる。
求めていた幸せが、今、まさにここにあった。
だけどシャワーを浴びて先に待っていたヒロくんのいるベッドルームに足を踏み入れた途端、少しだけ身体が強張る。
わたしの緊張を読み取ったのか、ヒロくんはベッドの上に座っているわたしを抱き寄せ、おどけるようにおでこにキスをした。
「大丈夫だよ。なにもしないから。だからキスも唇にはしない」
ヒロくんは無理矢理にそういうことをする人でないのはわかっている。
だからそんな心配はぜんぜんしていない。
つまり、身体が強張ってしまうのはヒロくんに対してではなく、自分自身の問題なのだ。
約束通りヒロくんのマンションに泊まりに来ていた。
昼間、二人でスーパーに行き食材を買い込んだ。
午後はヒロくんが録画していたドラマを3話分まとめて観る。
夕方は一緒にお料理もした。
二人で夕ご飯を食べて後片付けも一緒にやる。
求めていた幸せが、今、まさにここにあった。
だけどシャワーを浴びて先に待っていたヒロくんのいるベッドルームに足を踏み入れた途端、少しだけ身体が強張る。
わたしの緊張を読み取ったのか、ヒロくんはベッドの上に座っているわたしを抱き寄せ、おどけるようにおでこにキスをした。
「大丈夫だよ。なにもしないから。だからキスも唇にはしない」
ヒロくんは無理矢理にそういうことをする人でないのはわかっている。
だからそんな心配はぜんぜんしていない。
つまり、身体が強張ってしまうのはヒロくんに対してではなく、自分自身の問題なのだ。