ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
ビールのほかにも焼酎や日本酒、ウイスキーも振る舞われ、お料理もサンドイッチ、サーモンマリネ、ローストビーフ、エビチリ、杏仁豆腐など種類も豊富だった。
わたしは麻美ちゃんやほかの総務部の女の子たちと一緒にホールの端の方で一応、つつましやかにそれらの料理を堪能していた。
「西倉さんとうまくいっているみたいだね」
麻美ちゃんがほかのみんなに聞こえないような小さな声で言った。
「うん。おかげさまで」
「やっぱりお似合いだよ」
「ありがとう、麻美ちゃん」
「3年前もそうだった。設計課でもいいコンビだったし。西倉さんて一見クールに見えるけど、夏帆莉のこと、いっつも大切そうにな目で見ていたんだよね」
「そうかな?」
「そうだよ。気づかなかった?」
「会社では怒られてばかりだったけど?」
「仕事のときはそうだったかもしれないけど。会社の忘年会や社員旅行のときの西倉さんは別人だったよ。夏帆莉はかわいがられているんだなあって思ったもん」
それを聞いて、うれしいやら恥ずかしいやらで。
麻美ちゃんに顔が真っ赤だとからかわれたけど、お酒のせいだと言ってごまかした。
わたしは麻美ちゃんやほかの総務部の女の子たちと一緒にホールの端の方で一応、つつましやかにそれらの料理を堪能していた。
「西倉さんとうまくいっているみたいだね」
麻美ちゃんがほかのみんなに聞こえないような小さな声で言った。
「うん。おかげさまで」
「やっぱりお似合いだよ」
「ありがとう、麻美ちゃん」
「3年前もそうだった。設計課でもいいコンビだったし。西倉さんて一見クールに見えるけど、夏帆莉のこと、いっつも大切そうにな目で見ていたんだよね」
「そうかな?」
「そうだよ。気づかなかった?」
「会社では怒られてばかりだったけど?」
「仕事のときはそうだったかもしれないけど。会社の忘年会や社員旅行のときの西倉さんは別人だったよ。夏帆莉はかわいがられているんだなあって思ったもん」
それを聞いて、うれしいやら恥ずかしいやらで。
麻美ちゃんに顔が真っ赤だとからかわれたけど、お酒のせいだと言ってごまかした。