ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
月曜日の朝礼後、ヒロくんが社長室に呼び出された。
あんな騒ぎのあとだし、社長だって黙っているわけにいかないのだろうけど。
それでもどうして責められるのがヒロくんなのか。
わたしは納得いかない。
ヒロくんが設計課に戻ってくると、今度は世良課長と部長が社長室に呼ばれた。
世良課長たちは今日、末永組の近藤部長に改めて謝罪に行くことになっている。
なぜそれをわたしが知っているのかといと、そのための菓子折りを買ってくるように部長に言いつけられていたからだ。
「児島さん、わたし勝月本舗さんに菓子折りを買いに行ってきます」
「やっぱり謝罪に行くんだ?」
「ええ。そうみたいです」
式典での騒動は本社中に広まっていた。
さらに2年半前の労災のことも蒸し返され、まるでヒロくんが完全加害者扱いだった。
あのときと同じだ。
みんなであることないこと、勝手な想像で噂をしている。
あんな騒ぎのあとだし、社長だって黙っているわけにいかないのだろうけど。
それでもどうして責められるのがヒロくんなのか。
わたしは納得いかない。
ヒロくんが設計課に戻ってくると、今度は世良課長と部長が社長室に呼ばれた。
世良課長たちは今日、末永組の近藤部長に改めて謝罪に行くことになっている。
なぜそれをわたしが知っているのかといと、そのための菓子折りを買ってくるように部長に言いつけられていたからだ。
「児島さん、わたし勝月本舗さんに菓子折りを買いに行ってきます」
「やっぱり謝罪に行くんだ?」
「ええ。そうみたいです」
式典での騒動は本社中に広まっていた。
さらに2年半前の労災のことも蒸し返され、まるでヒロくんが完全加害者扱いだった。
あのときと同じだ。
みんなであることないこと、勝手な想像で噂をしている。