ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
数分後、秘書が入ってきてコーヒーとバームクーヘンをテーブルの上に置く。
社長はありがとうと言い、わたしもお礼を言って頭を下げた。
秘書が出ていくと社長がコーヒーカップに口をつけた。
そして……
「君をここに呼んだのは、西倉くんのことなんだ」
野心家の瞳が鋭く光った。
予想通りだった。
ヒロくんのこと以外で社長がわたしに用事があるはずがないから。
「西倉くんには青葉総合病院の理事長のお孫さんの榊原楓さん、つまりうちの受付嬢なんだが……その榊原さんとのいい話が持ち上がっているんだ」
「……はい。知っています」
「そうか。なら話しが早い。単刀直入に言おう。西倉くんと今後一切関わらないでもらいたんだが」
「つまり別れろということでしょうか?」
「西倉くんから、君との交際があるから榊原さんとの話しを断ると昨日申し出があった。もちろんそんなのは却下だがね。しかし、西倉くんもなかなか頑固でね。そこで君にお願いするしかないと思ったんだよ」
でも話しが早くて助かったよ、つまりそういうことだと社長は淡々と言い放った。
社長はありがとうと言い、わたしもお礼を言って頭を下げた。
秘書が出ていくと社長がコーヒーカップに口をつけた。
そして……
「君をここに呼んだのは、西倉くんのことなんだ」
野心家の瞳が鋭く光った。
予想通りだった。
ヒロくんのこと以外で社長がわたしに用事があるはずがないから。
「西倉くんには青葉総合病院の理事長のお孫さんの榊原楓さん、つまりうちの受付嬢なんだが……その榊原さんとのいい話が持ち上がっているんだ」
「……はい。知っています」
「そうか。なら話しが早い。単刀直入に言おう。西倉くんと今後一切関わらないでもらいたんだが」
「つまり別れろということでしょうか?」
「西倉くんから、君との交際があるから榊原さんとの話しを断ると昨日申し出があった。もちろんそんなのは却下だがね。しかし、西倉くんもなかなか頑固でね。そこで君にお願いするしかないと思ったんだよ」
でも話しが早くて助かったよ、つまりそういうことだと社長は淡々と言い放った。