ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
◆ 届かない距離
設計課に戻るとヒロくんやほかの人たちも出社していた。
わたしは席につき社長の言葉を思い出していた。
どうしてわたしたちの仲を引き裂かれなきゃならないの?
会社の存続なんてわたには関係ないもん。
人を好きになる気持ちを邪魔する権利は会社にはないじゃない。
設計のお仕事はできないけど、会社のためになにもできないけど……
絶対に譲れないことがあるんだ。
中途半端な気持ちで別れたのではないし、やり直しを決意したわけでもない。
やっとの思いで……
だから。
お願いだから、もう誰も邪魔しないで。
社長も近藤部長も楓ちゃんも……
全員、わたしたちに近づかないで!
わたしは席につき社長の言葉を思い出していた。
どうしてわたしたちの仲を引き裂かれなきゃならないの?
会社の存続なんてわたには関係ないもん。
人を好きになる気持ちを邪魔する権利は会社にはないじゃない。
設計のお仕事はできないけど、会社のためになにもできないけど……
絶対に譲れないことがあるんだ。
中途半端な気持ちで別れたのではないし、やり直しを決意したわけでもない。
やっとの思いで……
だから。
お願いだから、もう誰も邪魔しないで。
社長も近藤部長も楓ちゃんも……
全員、わたしたちに近づかないで!