ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
興奮しているのはわたしだけじゃない。

お互いの声にならない声と吐息が部屋中にこだましている。

すべてを脱ぎ捨てたヒロくんのたくましい身体が目の前にさらされるだけで、わたしの中が疼いてしまう。

キスを受けながら彷徨う手の平の動きに身体が仰け反ると、それを押さえつけられベッドに沈み込まされた。


「感じすぎ。まだ触れているだけなのに」

「だって、すごく気持ちいい」


触れてくる指先が肌にしっくりきて的確すぎるほどにツボを探り当ててくるから。

恥じらっている余裕なんてなくす。

満たされた女としての表情と声を存分にさらけだすと、ヒロくんがもっと興奮して、ますますわたしを悶えさせた。

胸のふくらみを荒々しく包まれて太腿を開かされて、いろんなところを愛撫され尽くし……


「夏帆莉……もっと声出して」

「んっ……でも、……もう……」

「もう?」

「……限界なの……ねえ、きて」


秘めた部分がすごく熱い。
< 239 / 311 >

この作品をシェア

pagetop