ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「失礼します!」
そのとき、秘書の「困ります」というセリフとともに聞こえてきた凛としたよく通る声。
その聞き慣れた声に驚き振り向く。
「社長、お話しがあります」
さらにもうひとつの声が聞こえ、それはつかつかと足音を立てながら近くづその勢いとは真逆のしなやかなもの。
突然社長室が騒がしくなり、秘書が困った顔をしていた。
「なんだね。二人とも」
そこに立っていたのはヒロくんと世良課長だった。
突然の二人の登場にきょとんとするわたし。
わたしがここにいること、知っていたの?
そして社長は仁王立ちしている二人の態度になにかを感じたのか、秘書に構わないと目配せをし、秘書は社長室を出ていく。
だけど怒りを滲ませた社長。
それは完全にご立腹な様子で。
その一矢触発に近い対立を目の当たりにし、わたしまでもが緊迫した雰囲気に呑まれてしまいそうだった。
そのとき、秘書の「困ります」というセリフとともに聞こえてきた凛としたよく通る声。
その聞き慣れた声に驚き振り向く。
「社長、お話しがあります」
さらにもうひとつの声が聞こえ、それはつかつかと足音を立てながら近くづその勢いとは真逆のしなやかなもの。
突然社長室が騒がしくなり、秘書が困った顔をしていた。
「なんだね。二人とも」
そこに立っていたのはヒロくんと世良課長だった。
突然の二人の登場にきょとんとするわたし。
わたしがここにいること、知っていたの?
そして社長は仁王立ちしている二人の態度になにかを感じたのか、秘書に構わないと目配せをし、秘書は社長室を出ていく。
だけど怒りを滲ませた社長。
それは完全にご立腹な様子で。
その一矢触発に近い対立を目の当たりにし、わたしまでもが緊迫した雰囲気に呑まれてしまいそうだった。