ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「東京稜星大との来年度の保守契約の取引は継続という方向になりました」
世良課長がきっぱりとした口調で言った。
すごく自信ありそうな言い方だ。
しかも軽く言ってくれているけど、言っている内容はすごく重大な内容。
え? どういうカラクリでそんな展開を導き出しているの?
「それはいったいどういうことだ?」
あの社長も驚きを隠せずに世良課長に視線を注いでいる。
「末永組の近藤部長にほかの企業の推薦を取り下げて頂くよう承諾頂きました」
「それは本当か?」
社長の表情がぱっと変わる。身を乗り出して世良課長の話しに耳を傾けていた。
「はい。さっそく営業部が契約更新を進める手配をして東京稜星大の管財課にあいさつもすませています」
「そこまでの成果を上げるとはすばらしい。しかし、裏でどんな手段を使ったのかね?」
「近藤部長に再度謝罪してきました。そこでお許しを頂きました」
「ふふーん。世良課長。それだけの理由のはずがないだろう? 謝罪だけで近藤部長が考えを改めるとは思わないが」
だけど世良課長はそれ以上語ることはなかった。
なにか重大なことを隠していることはわたしにもわかったけど。
それは彼のポーカーフェイスによってうやむやにされてしまった。
世良課長がきっぱりとした口調で言った。
すごく自信ありそうな言い方だ。
しかも軽く言ってくれているけど、言っている内容はすごく重大な内容。
え? どういうカラクリでそんな展開を導き出しているの?
「それはいったいどういうことだ?」
あの社長も驚きを隠せずに世良課長に視線を注いでいる。
「末永組の近藤部長にほかの企業の推薦を取り下げて頂くよう承諾頂きました」
「それは本当か?」
社長の表情がぱっと変わる。身を乗り出して世良課長の話しに耳を傾けていた。
「はい。さっそく営業部が契約更新を進める手配をして東京稜星大の管財課にあいさつもすませています」
「そこまでの成果を上げるとはすばらしい。しかし、裏でどんな手段を使ったのかね?」
「近藤部長に再度謝罪してきました。そこでお許しを頂きました」
「ふふーん。世良課長。それだけの理由のはずがないだろう? 謝罪だけで近藤部長が考えを改めるとは思わないが」
だけど世良課長はそれ以上語ることはなかった。
なにか重大なことを隠していることはわたしにもわかったけど。
それは彼のポーカーフェイスによってうやむやにされてしまった。