ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「二人にだけ話しておきたいことがある。東京稜星大のことだが――」
まずは部長が切り出した。
わたしは唾を呑み込んだ。たぶんヒロくんも同じくらい緊張していたと思う。
なにを言われるんだろう。
だけど部長の言葉の続きは意外なものだった。
「世良課長から聞いたかと思うが来年度の保守契約は更新させてもらえる方向に落ち着いた。ベイエリアのプロジェクトについても、最初の計画通り、末永組と一緒に進めていく方向だ」
「じゃあ……」
ヒロくんが声を発した。
「そうだ。末永組との取引も東京稜星大との取引も今まで通り。前と同じ条件で継続だ」
部長の言葉にヒロくんとわたしは顔を見合わせた。
社長室で解決したと言われても、どこか、もやもやしていた部分が残っていた。
でも改めて話しを聞いて、そこに立ち込めていた霧がぱあっと晴れたみたいにやっとすっきりとした感じを味わえた。
まずは部長が切り出した。
わたしは唾を呑み込んだ。たぶんヒロくんも同じくらい緊張していたと思う。
なにを言われるんだろう。
だけど部長の言葉の続きは意外なものだった。
「世良課長から聞いたかと思うが来年度の保守契約は更新させてもらえる方向に落ち着いた。ベイエリアのプロジェクトについても、最初の計画通り、末永組と一緒に進めていく方向だ」
「じゃあ……」
ヒロくんが声を発した。
「そうだ。末永組との取引も東京稜星大との取引も今まで通り。前と同じ条件で継続だ」
部長の言葉にヒロくんとわたしは顔を見合わせた。
社長室で解決したと言われても、どこか、もやもやしていた部分が残っていた。
でも改めて話しを聞いて、そこに立ち込めていた霧がぱあっと晴れたみたいにやっとすっきりとした感じを味わえた。