ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
ヒロくんが座る予定のデスクは午前中のうちにピカピカにしておいた。
引き出しの中も丁寧に拭いた。
前は隣同士だったわたしたちだけど。
時がたち、ヒロくんのデスクだけは事務所の奥の上座に移動した。
わたしは相変わらず、入社当時のままの入口付近。
できる仕事の内容もそれほど変わらない。
なんだか恥ずかしいよ。
28歳になるヒロくんはきっとわたしのはるか上をいく人になってしまっているよね。
そうだ!
ヒロくんのマグカップ、出しておかないと。
あの頃使っていたマグカップはそのままここに置いたまま。
ヒロくんが転勤した日。まだわたしたちが付き合っていた頃、いつか戻ってくるときのためにと淡い期待を込めて大切にしまっておいたマグカップ。
でもあの頃とわたしたちの関係はすっかり変わっていたから。
少し辛いな。
引き出しの中も丁寧に拭いた。
前は隣同士だったわたしたちだけど。
時がたち、ヒロくんのデスクだけは事務所の奥の上座に移動した。
わたしは相変わらず、入社当時のままの入口付近。
できる仕事の内容もそれほど変わらない。
なんだか恥ずかしいよ。
28歳になるヒロくんはきっとわたしのはるか上をいく人になってしまっているよね。
そうだ!
ヒロくんのマグカップ、出しておかないと。
あの頃使っていたマグカップはそのままここに置いたまま。
ヒロくんが転勤した日。まだわたしたちが付き合っていた頃、いつか戻ってくるときのためにと淡い期待を込めて大切にしまっておいたマグカップ。
でもあの頃とわたしたちの関係はすっかり変わっていたから。
少し辛いな。