ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「忙しそうだな」
「すみません」
「電話にも出ないし」
ええっ! 携帯に!?
「すみませんっ!」
携帯どうしたんだっけ?
そうだ、保管庫から戻ってきたあと、メイクを直そうと化粧室にバッグを持って行って、そのままバッグにしまっちゃったんだ。
「心配で様子を見に来たんだけど?」
「あと30分ぐらいで終わらせます。本当にすみませんっ!!」
「そんなに謝らなくてもいいよ。午前中、忙しかったんだろ?」
「……はい」
「西倉からも仕事を頼まれていたもんな。しかも随分と仲よさそうに……」
「え?」
「……いや、いい。……その西倉に仕事を頼んだのは僕だから。結果、自分で自分の首を絞めたってわけだよ。だから僕も文句は言えない」
「…」
申し訳なくて言葉が出ない。
約束を忘れてしまうなんて自分で自分が信じられなかった。
友達との約束だって今まで一度もすっぽかしたことがなかったのに。
わたし、きっとヒロくんのことで頭がいっぱいになっちゃって、どうかしちゃっているんだよ。
「すみません」
「電話にも出ないし」
ええっ! 携帯に!?
「すみませんっ!」
携帯どうしたんだっけ?
そうだ、保管庫から戻ってきたあと、メイクを直そうと化粧室にバッグを持って行って、そのままバッグにしまっちゃったんだ。
「心配で様子を見に来たんだけど?」
「あと30分ぐらいで終わらせます。本当にすみませんっ!!」
「そんなに謝らなくてもいいよ。午前中、忙しかったんだろ?」
「……はい」
「西倉からも仕事を頼まれていたもんな。しかも随分と仲よさそうに……」
「え?」
「……いや、いい。……その西倉に仕事を頼んだのは僕だから。結果、自分で自分の首を絞めたってわけだよ。だから僕も文句は言えない」
「…」
申し訳なくて言葉が出ない。
約束を忘れてしまうなんて自分で自分が信じられなかった。
友達との約束だって今まで一度もすっぽかしたことがなかったのに。
わたし、きっとヒロくんのことで頭がいっぱいになっちゃって、どうかしちゃっているんだよ。