ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
◆ 怒りの原因
次の日のことだった。
お昼休みになってすぐお化粧室に行って事務所に戻る途中。
「だめですかぁ?」
廊下の先から甘えた声が聞こえてきて、思わず立ち止まってしまった。
あの後ろ姿は……
受付嬢の楓(かえで)ちゃんだ!
同い年の楓ちゃんとはエレベーターで一緒になると世間話しする仲で。
少しぶりっ子だけど、性格はいいのでわりと親交がある子。
なになに?
その楓ちゅんがいったいヒロくんになんの用なのよ!?
「わかった。とりあえず、あとで連絡するよ」
「本当ですかぁ! じゃあ待ってまぁす!」
そして楓ちゃんがヒロくんに小さいなにかを渡していた。
あれはもしかして?
連絡先を書いたメモ?
ええ?
しかもヒロくん、それ、受け取っちゃう?
お昼休みになってすぐお化粧室に行って事務所に戻る途中。
「だめですかぁ?」
廊下の先から甘えた声が聞こえてきて、思わず立ち止まってしまった。
あの後ろ姿は……
受付嬢の楓(かえで)ちゃんだ!
同い年の楓ちゃんとはエレベーターで一緒になると世間話しする仲で。
少しぶりっ子だけど、性格はいいのでわりと親交がある子。
なになに?
その楓ちゅんがいったいヒロくんになんの用なのよ!?
「わかった。とりあえず、あとで連絡するよ」
「本当ですかぁ! じゃあ待ってまぁす!」
そして楓ちゃんがヒロくんに小さいなにかを渡していた。
あれはもしかして?
連絡先を書いたメモ?
ええ?
しかもヒロくん、それ、受け取っちゃう?