ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
お昼休みに会社の化粧室で歯磨きをしていたら、麻美ちゃんがやって来た。
「やっぱりそのネイル、夏帆莉に似合ってるね」
「うん……ありがとう」
薄いピンクにホワイトの花びらをあしらい、ちょっとだけゴールドのラメを散りばめているデザインは今日のためのもの。
わたしのささくれだった爪を見た麻美ちゃんが、これはいかんとわたしをネイルサロンに連れて行ってくれたのは昨日。
そして今日は……
「気合いいれなよ。なんてったって今日の合コンは夏帆莉のためなんだからね」
「あの、それがね、……」
残業になっちゃったんです。
なんて言えないよう……
「なによ、その顔」
「え?」
麻美ちゃんが歯ブラシを持って鏡越しにわたしを見た。
「やっぱりそのネイル、夏帆莉に似合ってるね」
「うん……ありがとう」
薄いピンクにホワイトの花びらをあしらい、ちょっとだけゴールドのラメを散りばめているデザインは今日のためのもの。
わたしのささくれだった爪を見た麻美ちゃんが、これはいかんとわたしをネイルサロンに連れて行ってくれたのは昨日。
そして今日は……
「気合いいれなよ。なんてったって今日の合コンは夏帆莉のためなんだからね」
「あの、それがね、……」
残業になっちゃったんです。
なんて言えないよう……
「なによ、その顔」
「え?」
麻美ちゃんが歯ブラシを持って鏡越しにわたしを見た。