ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
◆ 魔法の香り
ヒロくんは噂が大嫌いな人だった。
誰と誰が付き合っているとか、別れたとか、不倫しているとか。
それだけじゃない。
工事部の相楽さんはホテル代をケチって車の中ですませているだとか、総務部の平田さんのお気に入りのラブホテルは部屋にらせん階段がついているとか。
本人たちが言ったのかどうなのかも定かではない噂がうちの会社には横行していた。
それらの多くは社内恋愛カップルをひがんでいる一部の人が作り出しているデマらしいけど。
特に喫煙ルームでそんな話題が持ち上がることが多いらしい。
『カホまでもがそんな目で見られるのが嫌なんだよ』
だからわたしたちのつき合いも二人だけの秘密にしておこうと、そう言ったのはヒロくんだった。
誰と誰が付き合っているとか、別れたとか、不倫しているとか。
それだけじゃない。
工事部の相楽さんはホテル代をケチって車の中ですませているだとか、総務部の平田さんのお気に入りのラブホテルは部屋にらせん階段がついているとか。
本人たちが言ったのかどうなのかも定かではない噂がうちの会社には横行していた。
それらの多くは社内恋愛カップルをひがんでいる一部の人が作り出しているデマらしいけど。
特に喫煙ルームでそんな話題が持ち上がることが多いらしい。
『カホまでもがそんな目で見られるのが嫌なんだよ』
だからわたしたちのつき合いも二人だけの秘密にしておこうと、そう言ったのはヒロくんだった。