モテBOY is GIRL
途中で出る事になった授業では

既に内容発表は終わったらしく

役決めが始まっていた

「あっ!おー~い、和泉会長!
勇希たち来たよ~」

1人の男子が、和泉クラス会長に

声をかけた

寒ッ、嫌な予感・・・

「わ、若桜地君に王子様役お願い
できないかな?
あ、空遠君にはお姫様役を
お願いしたいんだけど・・・」

え?お、王子様役?

「うちは、イヤだ。
男子とかがやればイイだろ」

「イサっ、黒板!」

は?黒板?

「はぁぁぁぁぁッ?!」

“男女逆転白雪姫”だとぉ?!

「かぁ~いぃ~りぃ~~」

「何やねん?」

何しらッとしてんだよ

この野郎・・・

「何やねんじゃねぇだろ?
絶対テメェだろうが
内容考えたのは・・・
何で男女逆転させてんだよ
性悪クソバカ野郎」

「ヒドい言いようやなぁ
逆転させんでも、白雪姫の王子役は
全員一致で勇希になれんから
だから、俺は混乱を避けようと
空遠が姫役なるように男女逆転させた
だけやで?逆に感謝してほしい
ぐらいやわ」

どの口が言うか・・・

「僕は、イサ兄がするならイイよ」

おいおい、空遠

今そんな事言ったらOKしなくちゃ

いけない空気に・・・

なってんじゃぁん・・・・

「はぁ・・・空遠、姫役やりてぇの?」

「う、ん。やりたいッ・・カナ」

可愛い・・・・

「んじゃ、いいよ。やる。王子役」

“やったぁ~”と女子が騒ぎ

海里は大爆笑

殺していい?
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