♥ラブ・ルーム♥ー甘いキミとの奇妙な監禁生活ー
「……ごめん、結菜の言ってることがあんま理解出来ないんだけど(苦笑)。」
「……だから…ここにいて、あたしと。」
「……いつ?」
「……ずっと。」
俺はまた更に眉間にシワを寄せる。
「……お前が寝てるときも、風呂入るときも、着替えるときも?」
「…そう。」
少し迷うかと思いきや、彼女は即答でそう応える。
マジでこいつは天然過ぎる。
「……アホか?」
「…お願い。だって、あたしここに一人じゃコワイし……唯斗いてくれないと…あたし……また…思い出し……て……泣い……ちゃ…う…っ…。」
そう言ってるそばから泣いてる彼女。
困り果てた俺はとりあえず頭をガシガシ掻いてみる。
でも、やっぱり彼女はシクシクと泣いていた。
「あぁ〜もぅわかったから泣くって。俺もここにいるから。」
「……本当?」
「うん。でも、これだけ守って。」
キョトンと俺を見る結菜。
「着替えは、脱衣所で。寝るときは、お前ベッドで、俺はその辺に布団敷いて寝るから。」
「……わかった。」
そう彼女に話したその時……
〜〜〜♪。
彼女の携帯が鳴った。
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