♥ラブ・ルーム♥ー甘いキミとの奇妙な監禁生活ー
◆…監禁二日目。【…なんか、新婚さんみたい♪】


【監禁二日目。】


結菜のせいで、まったく寝れなかった。


昨日、あれからお風呂に入った彼女は泣き疲れてしまったのか、ベッドに入るとすぐに寝息をたて、眠ってしまった。

俺はというと彼女が眠るベッドのそばに布団を敷き、 眠りにつこうとするのだが、やはり彼女に何があったのか気になって仕方なかった。

モヤモヤする胸のざわつきは、思いのほか俺の睡眠を邪魔した。


それに加え、まだ俺の睡眠を遮る問題が起きる。


「ん……っ…ふ……っ…く……。」


結菜は、また泣いていたのだ。


「…結菜?」


そう起き上がり、彼女が眠るベッドに近寄ると、結菜は目を閉じたまま泣いている。

夢の中でまでも、うなされていた。


そんな彼女を見て、本当によっぽどのことが結菜に起こったんだと、改めて気付かされる。

そんな中、結菜は家族でも友人でもなく、俺に助けを求めてきた。

こんなに傷ついている結菜に、俺は何をしてやれるんだろうか。

夢の中までもうなされ、泣いている彼女を見るのが辛くなって、俺は彼女の肩を叩き、起こした。

何度か肩をポンポンと叩くと、彼女は目を覚ました。


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