♥ラブ・ルーム♥ー甘いキミとの奇妙な監禁生活ー
『FROM:結菜
唯斗…今から会えない?』
結菜からだった。
いたってシンプルな彼女からのメールを不思議に思った。
いつもの彼女のメールなら、どんなに短い文面でも、絵文字やらデコ文字やらで画面が騒がしいからだ。
『TO:結菜
いいよ。どこ、行けばいい?』
『FROM:結菜
○○公園。早く来て。』
また絵文字のない彼女のメールに、なんだか胸がざわついた。
「よし、モンブラン走るぞ!」
携帯をポケットにしまうと、俺はモンブランと公園へと向かい走り出した。
.