アイノカワキ
部屋に入って奈々緒をベットに投げ飛ばす。
勿論、手加減はしてる。
起き上がって正座をする奈々緒に問い詰めた。

「あいつ、誰」

奈々緒は俯いて黙り込む。
顎に手を伸ばし、顔を上げさせた。
何故か泣きそうな目をしてた。

「誰」

もう1度、質問するとゆっくりと口を開いた。

「ナンパされたの…。あんな人、知らない」

震えた声で言った。
知らないクセに一緒に来たのかよ。

「何で一緒に来た」

「……仕方なかった、から…」

「はぁ?!」

言っている事が意味不明。
仕方なかったじゃねえよ。

「てめぇは俺のものなんだよ」

「ん…っ」

無理矢理キスをして、押し倒す。
最近こんなのばっかだな、と奈々緒に対して苛々がこみ上げた。
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