高校生刑事!?
…やっぱ、稜には敵わねぇな。
なんでも、見抜かれちまう……
やっぱ、すげぇ

ぎゅっ

「やっぱり、何かあったんでしょ?」

「事件ばっかで、こうしてる時間も少ねぇし、なんか疲れたなぁって」

「いつも、頑張ってるもんね。部活も仕事も。でも、頑張ってる樹は好きだよ。いつも、一生懸命で、輝いてる樹が」

「稜。やっぱ、最高」

稜といると、落ち着く。
学校の事とか仕事の事とか、全部忘れられる。すげぇよ…

「なぁ稜」

「ん、何?」

「キスしていい?」

「うん」

俺は何もかもを忘れて、無我夢中でキスをした。
自分がどれだけ欲にまみれてるか、分かった。

< 13 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop