あああ


「分かったなら早く行きなさいよっ!!」

『…はい……』


家を出ると私はコンビニまで走った。


早くしなきゃ怒られるから…



体力のない私はコンビニへ着いた頃には、すっかり息があがっていた。


店内に入ると、バイトのお兄さんの「…いらっしゃいませ〜…」というやる気が全く感じられない声が私に発せられた。



私は飲み物売り場へ向かうと扉を開きビールを手にとって服の中に入れようとした時…


誰かに腕を掴まれた。

振り向くと、そこには見知らぬ男の人が立っていた。



私は驚き…いや、万引きするところを見られたら恐怖で身動きひとつとれないどころか声を出すことも出来なかった…



手を掴まれてからずっと目が合ったまま…恐すぎて目が逸らせないのもあるけど何より…



──きれい…──



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