ねえ!ねえ!


部屋を一旦出て、しばらくして戻ると。


子供は、慌てて顔にやっていた手を下ろし、ノートに向かいました。


泣いていたのです。


しまった…と思いました。


いつも、あっけらかんと明るい子供ですが。


私の言葉は、胸に刺さったようです。


私は、謝ることが出来ず、「泣いてるの?」と言うと。


「うるさい。」と子供は言ってきました。


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