SOCCERと彼女 上


次の朝

朝練で学校の周りを
優と一緒に走っていた。


そのとき
遅刻ギリギリでも
急ごうともせず
友達と楽しそうに歩きながら
学校に向かう
あの子をみた。


「やっぱ 可愛い。」
つい、声にでてしまった。


「ん?誰が可愛いの?」
優がニヤニヤしながら
聞いてきた。

「いや、なんでもねえよ」

「嘘ばっかwさっきから
あの二人のこと
ガン見してるじゃん?」
優にバレた。


「ただ、
あの子可愛いなあ て。」


「あぁ。 尾崎湖亜ちゃん?」

ん?
「お前、なんで知ってるんだよ!」

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