あなたの牙で潤して

ガラッ

「きゃあああ!帝牙様だわ!」

きゃあきゃあうるさい…。
眉を寄せて教科書などを机に入れていると、目の前で誰かが止まった。


まさかと思い、顔を見ようとしたとき、バンッと机を叩いた。

「な…なんですか!!」

シーン…。

まずい…。反論のようなものをしてしまった。
厄介ごとには絡まれたくないのに!!

< 17 / 35 >

この作品をシェア

pagetop