あなたの牙で潤して

「そんな無茶苦茶な…。」

私が俯いて考えていると、彼は携帯を出してどこかに電話した。

「ああ、俺だ。実行してくれ、…ああ、解約して。」

電話が終わったのか、切ると、立ち上がった。

「お前は今日から俺の家に住む。そして、俺の奴隷だ」

「や、待ちなさい!仲岡帝牙!私はまだ了承してないわ!」

「お前の意見は却下だ」

ひらひらと手を振りながら、屋上を後にした。

なんなのよ!!!

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