あなたの牙で潤して

悪い人たちじゃないみたい…?

「ありがとう」

でもどう接していいのか分からない。
高校に入ってから友達なんて作ってなかったから。

「私、璃帆!」

綺麗な子が言った。

「私は、麻歌~」

可愛い子が。

「私は、妃萌。」

「知ってる~!よろしくね」

手を握られて、笑いあっていると、ドアが勢い良く開いた。

「何…?」

見ると、仲岡帝牙だった。

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