あなたの牙で潤して

璃帆と麻歌が来た。
あれから授業と授業の間の休み時間は一緒にいた。

「疲れたよ。視線がすごいし…。」

「印象がガラッと変わったからね。可愛くなった!」

髪ほどいて眼鏡取っただけなのに?

あ、もしかしてこれがギャップてやつかな。いや、違うかも。
眼鏡を外したらイケメンとか可愛い子だった、てやつか。

「私別に普通なんだけどなぁ…。」

帰りの支度をしながら話していると目の前に影が。

「妃萌、行くぞ」

「え、ちょっと。先輩、離して…!んん~!璃帆ちゃん麻歌ちゃんまたね」

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